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【1秒もムダに生きない時間の上手な使い方】を読んで時間の価値を見直す

1秒もムダに生きない

世の中不公平だなって、思いませんか。僕はめちゃくちゃ思います。

  • もっと豊かでお金持ちだったら。
  • もっと頭脳明晰でイケメンだったら。
  • もっと運動神経抜群で羽生くんよりも華麗にジャンプできたら。

もちろん実力や努力で引き寄せるられることもありますが、生まれや環境によってどうしようもならないことだってあります。

そんな僕たちに唯一、平等に与えられているものが「時間」です。

もし僕たちが人生をより豊かなものにしたいというのなら、「時間」をどれだけ有効に利用できるかで人と差がつくわけですよね。
そんなことを考えながら手に取った本がこちらです。

1秒もムダに生きない

著者 岩田健太郎
出版 光文社新書
初版 2011年6月

タイムマネジメント系の本はたくさんありますけど、本著者は医療業界の感染症という分野の第一線をいく超多忙なかたです。

そんな多忙な人がどうやって時間をやりくりするのか、とても気になりますよね。

新書のわりに断定的な語り口をさけて、あくまでも著者の経験になぞらえた提案型の内容になっています。
読者にフィットするやりかたを選択してくださいねという具合なので、プレッシャーを感じることなく読み進められます。

時間と友好的に付き合う

さて、この本では主に時間の削り方、時間の使い方、時間という概念の捉え方について書かれています。

「今」やりたいことへの感度を高める

著者はまず、いかにムダな時間をなくして上手に時間を生み出すかを述べています。

時間の上手な使い方とは、「今」自分がやりたいことを感知して優先していくことです。
ここで重要なのはやりたいことです。

今やりたいという自分の気持ちが優先された物事は波に乗りやすく、非常に効率的です。

気持ちがのることと、作業のパフォーマンスが比例することをいっています。

時間の再投資にはまらないように

ムダな時間を削り取り、新たな時間を生み出したらそれをどう利用していくか。

仕事を工夫して時間削減しても、その新たな時間をまた仕事に費やすのは本末転倒です。
さらにその仕事を効率的にして時間を削って、また新たな仕事に時間をパスしてという終わりのないイタチごっこになります。

人生を豊かなものにするのであれば、時間を慈しんで他者に規定されることなく自分のために使いなさいといわれています。

芸術や語学に親しんで、人として成長すること。日常の中でときに時間をゆっくりと贅沢に使い本質を楽しむこと。

時間の絶対的な優位性

この本の著者は医者です。最後は医者としての目線から、命と時間を引き合いに巨視的な価値観を語ってくれます。

これまでさんざん時間の倹約や使い方を述べています。
しかし最終的に死がおとずれる人間にとってたかが数分、たかが数時間のちまちましたやりくりに一体どんな意義があるのか。

時間の残酷さと、その限られた時間の中で僕たちがいかに虚無的にならずに、時間とつきあっていけるかということを教えてくれます。

時間への意識が少し変わった

時間管理の役に立つ技術的な内容が多くありましたが、個人的には時間との向き合い方という内面的な意味で読んでよかった本です。

とくに医者が書く本だけあり、人が死ぬまでに定められた時間の有限性についての話は深くささります。

僕はこの本を読んで、自分の生活の一部を見直しました。

1秒もムダに生きないというかなりストイックそうなタイトルですが、実際には僕たちの時間と暮らしに優しく寄り添う提案をしてくれる優しい本です。

ただ時間をやりくりするだけではなく、豊かな人生を過ごすための新たな時間の見方が養われます。

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