複業

Twitterの怪しいビジネスアカウントの中の人に話を聞いてきました

最近ブロガーめちゃくちゃ増えてきましたよね。

特に大学や仕事を辞めるほどの高リスクをとってブログを始めようとする人と、そんな状況を危惧する中堅アフィリエイターたち。
界隈では結構話題になっていました。

そんなブロガーブームに乗じて水面下で動き出しているのが、情報商材屋という話も聞くようになってきました。
(真偽や詳しいことはよく知りません)

たぶんブロガーが収益を出せるようになるための、セミナーやら商材を持ち出しているのでしょう。副業ブームもありますし、儲かりそうですな。

ずいぶん前のことなんですけど、情報商材で商売をしている人と話す機会がありました。

というよりも「スタバで偶然隣に座った怪しいビジネスアカウント系の見知らぬ人に声を掛けて、どんな手法でお金を稼いでいるのか聞き出してみた」といった具合です。

因みに相手は僕と同じ年くらいの20代前半男性でした。どうやら僕には女性にナンパする勇気はなくても、知的好奇心には逆らえないくらいの勢いがあるみたいです(笑)

どういったビジネスモデルだったのかということとと、最終的に僕が30万円の情報商材を売りつけられそうになった話をしていきます(笑)

ネット上によくいるキラキラ系ビジネスアカウント

まず僕が彼に接触するまでのいきさつを話しますね。
その日は僕が知り合いのアフェリエイターと交流をするために、岐阜の居酒屋に行く予定でした。

スタバのカウンター席で珈琲を飲みながらブログを書いて時間をつぶしていると、隣にもPCを広げて作業をしている男性がいました。

彼が追加注文でふと席を離れたときに、なんとなくPCの画面が僕の視界に入ってきました(決して故意に覗いたわけでなく)

Twitterのホーム画面が映し出されていたのですが、そのフォロワー数がパッと見えてしまったのです。約2500人

有名人なら大した数字ではないですが、一般人でフォロワー数2000人越えというのはなかなかのところ。
そこで興味を持ってしまった僕は、すぐさま彼の名前を自分の携帯でTwitter検索をかけました。

フォロー数400、フォロワー数2500、そしてタイムラインにはブランド物の財布やスニーカーの写真、旅行でパリピってる写真、ネットビジネスで○○万円稼いだという収益画面のキャプチャなどが並んでいました。

TwitterやFacebookって、こういうネットビジネスで一緒に稼ぎませんかみたいな怪しいアカウント多いですよね。

案の定そのアカウントのプロフィール欄にはリンクが貼り付けてあり、LPの内容は”自由に、いつでもどこでも、3か月で10万円・6か月で30万円”というようなビジネスオファーでした。

僕はこういった実在するのかもわからないスパムのようなアカウントが、なんのために存在するのか知りませんでした。
しかしそんなアカウントを運用する張本人を目の前にして好奇心が抑えきれず、彼が珈琲を持って席に戻ってきたタイミングで声を掛けました。

詳しく話を聞かせてもらうことになった

人当たりがよい温和な大学生風の男性で、声を掛けても嫌な顔せず対応してくれました。

僕は遠慮なく「こういうビジネス系のアカウントはどこを目的に運用しているのですか?Twitterの多くのユーザーから見れば胡散臭いですよね」と失礼極まりなくぶっこみまくり。(実際は節度あるきちんとした会話です)

返答は「今日はちょっとゆっくり話せないし紙とペンがないから、また明日きてよ」とのこと。

結局また翌朝に岐阜に行くことになった当時の状況です。

どんなビジネスモデルだったのか

話をだいぶ聞かせてもらったのですが、それなりに再現性もありそうで、手法としてはありかなと思いました(やりたいとは全く思わなかったが)

しかし自分だけではなんとも判断しかねて、聞いてみたところ…


【アフィリエイター兼、職場の社長】
いわゆるメルマガアフィリエイトのライン@に応用したものだと言われました。商材の選び方が肝らしいです。

 

【知り合いのアフィリエイター(法人)】
再現性はありそうでも、少し懐疑的な意見も寄せてもらいました。
ブログのネタにしました。

この先詳しく書いていきますので、もしも興味があればぜひ読み進めてください。

LINE@アフィリエイト

基本的な流れは、ブログとSNSを運用して集客→リスト取り→教育→販売という流れでした。

もともとメルマガアフィリエイトを知らなかったので、聞いてる最中は興味深かったですが、わりと使い古されている手法みたい。

ではもし僕がその手法でビジネスを始めるなら、という仮定で話を進めていきます。
設定は…僕は日商簿記2級の資格を持っているのでそれを商材として、3か月後に月商10万円を目指すことにします。
※この後に出てくる数字は概ね聞いた話にのっとって設定していくので、参考値程度に。

①ブログの作成

WordPressでも無料ブログサービスでもなんでもいいので、まず30記事程度のブログを作成します。

内容は自分の得意とするもので、基準としては一般人より優れている程度。
僕は税理士の人よりかは簿記の知識がありませんが、簿記の初心者や何も知らない人よりかは優れています。

簿記2級合格を目指す人や、商業高校生などをターゲットにブログの記事を作成していくのです。

例えば「連結会計の問題を解いていく順序とコツ」、「減価償却の定率法と生産高比例法の求め方」、「簿記2級を2か月で合格する必修プランを解説」などなど。
3級と2級の違いの明示や、参考書には載らないようなエントリーなどをわかりやすく書きます。

そしてWordPressでも無料ブログでもいいと言いましたが、これの理由がSEOを使わないからです。
検索流入は狙わずに集客していくので、むしろはてなブログなどユーザーコミュニティがあるほうが有利かもしれません。
(SEOもやれるならそれにこしたことはありません)

ただ30記事って、ブロガーならわかりますがそこそこめんどくさい。
楽に稼げますよ~とは言ってこなかったので、少し信憑性がありました。

②Twitter、Instagram、YouTubeなどSNSで集客

次にSNSアカウントを新しく作ります。
とりあえずTwitterを使うとして、『簿記の先生』なんてアカウントで商業高校生や簿記関係のつぶやきをしている人をフォローしていきます。

当然発信もしていかないといけないので、Twitterなら文字媒体であることを活かして毎日仕分けの例題と回答を1問つぶやく。
ときどき解説や、公式などをつぶやく。

YouTubeなら講義動画、Instagramなら精算表の写真とか?(笑)

このように簿記2級合格を目指す人が、この人フォローしておこうかなと思ってもらえるような発信が大事です。
SNSマーケティングでの基本的なことですね。

③LPの作成とLINE@の登録リンク

②のSNSによる集客は地道な作業なので並行してもいいです。

LPには簿記2級の難易度や合格率、世間的な資格の認知度が高いこと、1級合格までステップできれば税理士試験科目にも挑戦できることを書きます。

簿記2級を合格することによってこんな良いことがあるんだと、再認識させてあげるような印象操作が大事です。
ネットビジネス系にもよく、自由になれる、好きな時間に好きな形で働けるなど、未来を想像するとわくわくするような内容が書かれてますもんね。

そしてページ内にLINE@の登録リンクを設置しておき、ここから登録するとLINEでも定期的に情報を発信しますよという伏線を作ります。

※ほかにもいろいろとテクニックはあるでしょうが、割愛します。

④リストづくり

この『リスト』というものがこのビジネスの生命線になります。
さきほどのLPが完成したら必ずTwitter等のSNSアカウント全てに紐づけます。

SNSで効果的な発信を繰り返し、プロフィールに訪れてもらいLPのリンクを踏んでもらうのが目的です。

役に立つ、役に立ちそうと思わせるのが一番効果的です。
自信があるならYouTubeで簿記の講義のようなものをして概要欄にリンクを貼る、Instagramに勉強用アカウントらしく勉強している机の写真とお気に入りの文房具をインスタ映えに撮影して毎日投稿する。
やりかたは工夫次第で色々あると思います。

結果的にLPからLINE@に登録した人がリストとなるわけです。

⑤無料プレゼントの提供

④のリストづくりですが、せっかくLPまで訪れてもLINEの友達追加というのは結構ハードルが高いですよね。
そこで心理的なハードルを下げるために、「LINE@登録者限定に無料でプレゼント」というようなコンテンツを準備しておくのです。

例えば、今登録すれば「日商簿記2級に1か月で97点合格した私の勉強法」無料で教えます!といった具合でしょうか。

この無料コンテンツというのが非常に重要で、ここでクオリティの高いものを提供することで信用度が高まり、無料で提供したという恩を売ったような心理的有利なポジションをとれます。

⑥7回に分けてプロモーション

リストがだいたい60~100人くらい集まってきたころにLINE@でプロモーションを打ち始めます。

ここにきて、1~5回のプロモーションメッセージで「ブログにも書いていない○○」といった切り口で発信をすることで効いてきます。

これはユーザーの信頼度を上げる大きな布石になりつつ、LINE@に登録した優位性を実感させてあげることができます。
ブログがあるかないかでセールスに大きく響いてくるようです。

6回目のプロモーションでオファーを仕掛けユーザーの期待値を高めて、翌日のLINEで7回目のセールスを送ります。

7回目のセールスでようやく販売。僕の場合なら「日商簿記2級の過去5年分の過去問集」を商材にしPDFで販売をすることになります。

⑦売り上げの話

ではここで売り上げの計算をしてみます。

リストは80人集まったと仮定して、商材の「5年分の過去問集」を4,800円にします。
(価格は紙媒体の過去問に比べて高いです。言い方は悪くなってしまいますが情報弱者はそういった判断ができず、7回目のプロモーションまで関心を持ってついてきた人はかなり期待値が高くなっています)

初めからLINE@に登録するほどの関心度があるリストユーザーが対象なので、比較的CV率も高いようです。
価格設定にもよりますがおよそ10%~20%程度。

80人の内15%の12人が購入して、57,600円の売り上げ。

さらにバックエンドの提案として、「過去問2年分に減らす代わりに、お安い1,800円でいかがですか」「過去問5年にプラスして個別授業を設ける代わりに、7,800円に値上げしますよ」などなど。

僕のきいた話では統計的に、全体で30%の人が購入に踏み切って収まるということでした。

さらに12人が1,800円で21,600円の売り上げ。
合計で79,200円の売り上げですね。

ここまで到達してしまえば、SNSでアカウントを運営している限りリストは増え続けます。
新たな顧客リストが入り次第、プロモーションを開始します。いわゆる自動販売機になりますね。

さらにSNSの運用も長く続けてうまくやるほど影響や拡散力も増大して、リスト集客も加速する場合があるのが特徴です。

 

ちなみに僕が日商売簿記2級を引き合いに出したのは、これを話してくれた彼が建築士の資格で成果を出していたからですね。数字もすべて近い数値に寄せています。

ただ過去問というのは版権の問題とか、商品価値と釣り合っていないのを知りながら売るのはどうなのかと。

突っ込んでみても、「でもニーズがあるんだから」という一点張り。

確かにブログもアフィリエイトもコピーライティングを駆使して、文章で営業をかけて稼ぐのは同じです。
でも明らかに情弱を食いものにするようなスタンスで話されていたのは、納得できませんでした。

商材を売りつけられそうになったこと

ここまで長々と想定例で説明してきました。
それにしても結構大変そうだなと思いませんか。

ブログの用意、SNS運用(戦略的に)、LP作成、無料コンテンツ作成、プロモーションコンテンツ作成、オファー、セールス。
だいぶ頑張って3か月でセールスまでたどり着けるかなという感じ。

さらにブログはまだしも、LPとプロモーションコンテンツのライティングは非常に重要です。
ここでコピーライティングの技術をいかように発揮できるかで、成果に大きく直結してきます。

ここまで話し終わった彼は、このビジネスモデルの実行を全面バックアップ、コピーライティングの添削、その他テクニックやノウハウを収録したDVD等をパックにして30万円で売りますと提案してきました。

しかも現金一括が無理なら、新生銀行のカードローンでもいいですって。
恐すぎます(´;ω;`)

本当にちょっと話を聞きたかっただけなので即お断りしました。
小さな好奇心からずいぶんと話が膨らんだものです(笑)

すると「お金を稼ぎたいのに、お金をかけないのはセンスがない」と皮肉を言われてしまいましたね(笑)

まとめ

やり方としては、楽でもないしいろいろと実力が必要なのも事実なので、再現性はあるのかな。

最後は商材を売りつけられそうになりましたが、たしかに良い投資が大きく返ってくることはあります。

僕はそこに30万をかけるほど魅力的には見えなかったし、出会って翌日に大金の商談というのも飛躍してるし、彼のパトロンがなんとなく怖かったので早々に引き上げました。
話を翌日に持ち越されて、用意周到に練ってこられたのもなんだかMLMみたいな切り出し方でした。

30万の投資で最も利回りがいいのは、車の免許ですよ!!(‘ω’)

 

この記事を書いた動機のツイート、元情報商材屋なのでなんとも皮肉ですが(笑)
アイコンも名前も怪し気ですが、参考にしている人です。

最近は5記事にも満たないのに#ブロガー仲間募集や、せっかく良いテーマ買ってるのに記事が入っていない人もたくさんいます。

ブロガーが食いものにされないかどうか…。
あと一般的にはブロガーもアフィリエイターも情報商材も一緒くたにされそうですね(;^ω^)

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。