実用書

【相手に9割しゃべらせる質問術】内容ざっくりと要約してまとめました

一対一のコミュニケーションが苦手だったり、間をもたせようとこちらから気の利いた話をするのって難しいですよね。

僕も会話があまり得意ではないです。

気の知れた人とならよくても、初対面やあまり打ち解けてない人との会話はしんどいです。

そんな喋り下手にとっては、上手な質問をぶつけて相手にどんどん喋ってもらったほうが気が楽なはず。

相手に9割しゃべらせる質問術

著者 おちまさと
出版 PHP新書
初版 2011年7月29日

多岐にわたる分野で活躍するプロデューサーで、そのインタビュー力は『対談師』と称されるほどの著者の実体験をもとに編集された本です。

質問の始まりは相手への興味と尊敬

初対面や、知り合ったばかりの人との会話は最初は難しいですよね。

それは相手のことを知らないからです。相手の情報がないから、なにか会話の火種となるものを引き出せない。
一対一のコミュニケーションが苦手な人ほど、質問力を鍛えて相手の口から言葉を引き出す能力が求められます。

そもそも質問をするには相手への興味がないと不可能。相手に興味を持つには好きなところや、尊敬ポイントを見つけることです。
興味がないのにアンケートのごとく延々と形式的な質問を繰り返すのは、お互いにとって苦痛ですよね。

素敵だなと思えるところや、人よりも優れているポイントを的確に見つけて、そこを深堀りする質問が相手を引き出す近道です。

相手に気持ちよくしゃべらせる

質問から相手の情報を引き抜いたら、そこから話を展開させる必要があります。

喋りが苦手な人ほど「そこが難しいんだよ!!」と思うかもしれません。
それでもこちらが喋るターンは最小限に、相手にたくさん喋ってもらう合いの手のような手法はたくさんあります。

もっとも有効なのが相手に気持ちよく喋ってもらう場作りをすること。

  • 相手の本質をほめる
    会話の中で相手が、誇りに思っているところや自信のある部分をほめる。
    また外面や実績ではなく、相手がほめられるに値するものを手に入れるまでの過程をほめるなどが有効的です。
  • 話の相槌に理解しているというサインを送る
    「つまりこういうことですね」「そういう見方もあるんですね」といった具合に、論旨を要約したり関心を寄せることでこちらの聞く姿勢がよく伝わります。

相手に「こいつならこんな話もいけるな」「もっと教えてやろう」と、気持ちよくなってもらえれば、あとは相手が勝手に喋ります。

インタビューで役に立つ質問テクニック

簡単に『質問力』について触れましたが、このような内容がもりもりと詰め込まれている本です。

また著者は対談師ということからも、仕事で著名人にインタビューをする機会も度々あるようです。
仕事での質問には、記事を成立させるための目的やテーマが必ずあるはずです。

谷口有威
谷口有威
僕もメディアライターをしているから、今後どこかでインタビューをすることもあるかもしれない

質問のフローをつくる

質問をする対談師としての数々のノウハウやテクニックが記載されていますが、その中でも基本中の基本となるようなものをあげます。

テーマを決め、流れをつかむ

対談の中にはテーマを設定しておくことで、話が本筋からずれても修正ができたりこちらがうまく会話を操舵することができます。
ずるずると着地点の見えない会話は、そもそも何のための対談なのか意味がなくなります。

テーマを決めたあとの、基本的な質問フロー。

  1. 現在の話
    ex)「どうして作家になったのですか?」
  2. 過去の話
    「そもそも作家を目指したきっかけは?」
  3. 再び現在の話
    「そういった過去があって、いま作家として活躍ができてるのですね」
  4. 未来の話
    「次はどんな本を書きたいですか?」

このような時間軸の話の流れは、とてもスムーズで自然です。

インタビューの形としてはもっともシンプルにまとまった理想的なフローで、質問者も過大なエネルギーを消費しないで済みます。

このような質問者としてのスキルを磨くテクニックから、相手への尊敬と理解をもった心構えが、相手に喋らせる質問術となるわけですね。

新書のなかでもきっちりと本のタイトルに沿った、ためになる良書ではないでしょうか。

なんとなく漠然と世の中を生きている僕たちに、もっと疑問をもってして質問力を磨くことで人間力も養われるぞという総括的な訴求も感じられました。

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