Aichi散歩

愛知の最後の紅葉スポット愛岐トンネル群の散策レポートと持ち物

愛岐トンネルの中から見える紅葉

1900年(明治33年)、愛知県名古屋と岐阜県多治見をつなぐ国鉄が走っていました。

今は廃線となっていますが、経済発展の大動脈として中部地方の近代化に大きく貢献していたようです。

そんなかつてのSLが走っていた愛岐トンネル群が10日間だけ特別公開されています。

第22回 2018年秋の特別公開に行ってきた様子のレポートです。

愛岐トンネル散策とその歴史

愛岐トンネル

愛岐トンネル群の散策できる道は片道およそ1.7kmで、3号トンネル~6号トンネルまで鑑賞することができます。

トンネルは全部で14基あるようです。

戦後の輸送インフラに対応できなくなった末、廃線路はトンネルと共に藪に埋もれて忘れ去られたそうです。

廃線の残存物

廃線跡地にはいくつもの残存物も残っていたようで、このように展示されていました。

廃線が見つかったのが2005年で、JR勝川駅の高架下改修工事がきっかけだったようです。トンネルは40年間も藪の中に眠っていたのだとか。

2007年に市民グループを結成し、発掘と調査を開始。2009年にはNPO法人の活動が本格化し、その価値は多方面でまたたくまに評価されていきました。
現在では登録有形文化財に認定されています。

愛岐トンネルの中から外を見た景色

トンネルの内側にはSLが走っていた証拠となるススが残っています。

歩いていてもズボンの裾にススが付着するので、汚れてもかまわない格好で行くべきです。白いズボンで行った僕はバカです。

散策道は、6号トンネルを抜けた愛知県と岐阜県の県境となる赤い諏訪大橋で行き止まりです。

愛岐トンネル群保存再生委員会は、この先にも進行できるように打診しているところらしいです。数年後はもっと奥まで散策できるようになってるかもしれませんね。

マルシェ広場

愛岐トンネル群マルシェ広場

トンネル公開時は途中の広場にて、弁当やビール、菓子類などが販売されています。

道のりも長く、大きな石が転がっていて悪路なので、このあたりで休憩していくのもいいですよ。

愛岐トンネルのマルシェ広場で田舎まんじゅうを買った

僕も田舎まんじゅうを買ってエネルギー補給です。

道はそこまで長くないのに、足元が悪いので結構疲れます(笑)

紅葉スポットとしても見ごたえある

愛岐トンネルの紅葉スポットとしての魅力

愛知県の紅葉スポットは香嵐渓があまりにも有名ですが、この愛岐トンネルも名所として名が知れてきました。

県下最大級の大モミジや、モミジの群落は見ものです。

愛岐トンネルの中から見える紅葉

トンネルの中からのぞける鮮やかな紅葉も、撮りようによって幻想的に演出できます。

愛岐トンネル群周囲は県内でも紅葉の色づきが遅く、最後の紅葉スポットといわれることもあります。

実際に僕が訪れた時も11月末で、紅葉シーズンはもうほとんど終わりかけていましたが、ここだけは綺麗に色づいていました。

紅葉と、遺産として価値のある文化財を同時に楽しめるのが愛岐トンネルの魅力ですね。

服装と持ち物

自分が行ったときにとくに服装を失敗しました。

おすすめの持ち物
  • ズボン(汚れてもよさそうな)
  • 運動靴(底がうすくない)
  • 懐中電灯

トンネルの中は一部暗くて足元もほとんど見えないところがあります。僕はスマホのライトで照らしながら歩きました。

廃線がほぼそのまま残っているので、道はバラスト(砕石)だらけです。普通の靴で歩いていると、足の裏が痛すぎます(笑)

愛岐トンネル群公開情報

※今年(2018年)の公開はもう終わってしまいました。

公開日 11月23日~12月2日
最寄り JR中央線「定光寺駅」より上流方面
時間 9:30~15:00(14時まで入場可)
入場料 100円(小学生以下無料)

10日間だけの公開で、平日に行ったもののそれなりに混んでいました。

朝一を狙って空いているときに観光するのがよさそうですね。

なかなかトンネルをお目当てに出かけることもありませんが、川端康成の『雪国』にあるような「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」と、別世界への象徴のような捉え方もできます。

秋の色づきと、廃線路の歴史に出会いに行ってみてはいかがでしょうか。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。