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【マンガでわかる人間関係の心理学】家族・職場・恋愛、あらゆる人間関係を易しく解説

マンガでわかる人間関係の心理学

社会で生きている以上は人間との繋がりはどうしても切り離せないもので、時にはそれが厄介なストレスの原因にもなりえます。

人間関係に苦労をしたことがないという人はいないんじゃないでしょうか。

それでも人との繋がりには社会的通念以上に、生命的な喜びや体験もたくさんあります。

あらゆるコミュニティにおける、程よい付き合い方の指南がわかりやすく書かれている本です。

マンガでわかる 人間関係の心理学

マンガでわかる人間関係の心理学
著者 染谷昌三
漫画 みずなともみ・サイドランチ
出版 池田書店
初版 2018年7月25日

本の帯をとってしまったのですが、とても見やすく綺麗な漫画になっていて、スラスラと読み進めることができます。キャラがみんな美男美女で(*’ω’*)

漫画でストーリーを展開して途中に解説を挟んでいくのですが、図解なども多く盛り込まれていて理解しやすいです。

心理学の入門、ちょっとした人付き合いの行き詰まりの解消に読みたい本です。

人付き合いの心理学

まず人付き合い全般に言えることが書かれていて、円滑な付き合いの根本は自分を見直すところから始まっています。

自分の振る舞いの背景に実は自覚していない心理が隠れていること、それが他人にどのように映っているのかなどが解説されていました。

気になった部分や参考になったところを一部紹介していきます。

八方美人にふるまう人の心理

一見して器用な人間に見えますが、誰にでも同調してしまう自己評価の低さを見透かされることも。周囲の顔色を窺って自分の考えや意見と異なっても相手に賛成することを、屈辱的同調といいます。

これを防ぐには自己評価を高め、周りに左右されない満足感を追及する必要があります。

人間関係の悩みにある距離感

相手との親密度によって常に変わってくる距離感。特に初対面や親しくない人との距離の図り方は難しいです。

相手と関わって傷つきたくない、一方でコミュニケーションを深めたいというジレンマ。これをヤマアラシ・ジレンマと呼ぶそうです。

人との衝突を回避したい思いが強すぎていつまでも他人行儀なことも多いので、たまに思い切って相手の懐に飛び込んでみるのも必要なこと。傷を全く負わずに健全なコミュニーケーションはできないので、少しずつ調整しながら仲を深めていくわけですね。

お互いを真に理解しようとするには意見の食い違いや衝突はあってしかるべきです

初対面の人と良好な関係を築く

第一印象は話の内容よりも、見た目や声で決まる。

メラビアンの法則では第一印象に影響を与えるものとして、表情と態度が55%、声が38%、話の内容が7%という簡単な専門知識もよく出てきます。

また相手の本心を探るには言葉の情報よりも、表情や動作のほうが圧倒的に重要であることがわかります。

昔こんな記事も書いたことがあります。実体験をもとに初対面での振る舞いの大切さが分かった話。

不動産屋の入居審査に落ちて感じた第一印象の大切さ引っ越しをした際に、新しい物件探しで仲介業者の対応がA社とB社であまりにも違うことに驚きました。 人間関係における初対面の印象って、とても大事だなと思った次第です。...

人の気持ちや関係性は絶えず変化していくものです。相手を普遍的にとらえず、常に今何を考えているのかなと、相手の心の動きを推し量るのが上手な付き合い方の一つですね。

職場の心理学

職場は互いに切磋琢磨しあって、良くも悪くも競争の場になることがあります。

そんな環境で他人と比べて優劣をつけてしまう…。比べるといっても相対評価、絶対評価、個人内評価なのかによっても当人にとっての意味合いは大きく変わります。

このように職場というシビアな環境での自尊感情の保ち方、上司との関係の立ち回りなどを学べます。

  • ベテラン女性社員を味方につける
  • 嫌味を言ってくる上司への対応
  • 会議や交渉での成果に結びつく心理テク

幸い僕は今の職場環境に不満を感じることはありませんが、たぶん日本国内に蔓延するストレスの種の大多数は職場にあるんじゃないでしょうか。

シーンが限られた解説が多かったので、直接的に読者の参考になるのかはわかりませんが、一般論としてはもっともなことを述べていると思います。

家族の心理学

家族はもっとも近い存在なわけですが、近いからこその難しさやジレンマもあるみたいです。

残念ながら僕は一般的な家族概念を持ち合わせていないので、あまり参考になりませんでしたが、世の中にはこういうことでも悩む人がいるんだなと勉強になりました。

  • 兄弟からわかるそれぞれの性格傾向
  • 家族だからこその絶妙な距離感
  • 反抗期や子離れといった成長に付随するキーワード
  • 親子兄弟同士のスクラップアンドビルド

『家族』は社会に出る前の、最も基本的な集団構造の一つです。

集団という構造の中での円滑なコミュニケーションや、自分の役割を意識するための準備段階として重要な過程になるでしょう。

男女の心理学

若い人にとっては悩み多きものですよね。やはり同姓よりも異性のほうが相手を読みにくく、関係構築に苦労する気がします。

恋愛に対する苦手意識

男女だからというのは関係がなく、人付き合いにおいては家族や友人と同じであること。極端に相手の性別を意識して、ハードルを上げることはないです。

自分もそこそこ苦手意識があったので、参考になる単元でした(笑)

なにより恋愛は恋人関係になる前と、なった後でも具合が変わってきますからね。コミュ力を鍛えるなら恋愛が最有力じゃないでしょうか。

  • 相手の類似点から魅かれあうマッチングセオリー
  • 距離を縮める単純接触、熟知原則、好意の返報性
  • 男女脳からわかる思考や傾向の違い
  • 浮気を防ぐための心理テク

男女脳なんて言ってしまったら元も子もないような気もしますが、裏を返せばそこさえ抑えれば事をうまく運びやすいということですよね。

お互いに考えや価値観の違いを尊重、ないしは理解し合えばすれ違いも減っていくことでしょう。

まとめ

僕たちがこの社会で生きている以上、みんな何かしらのコミュニティに属していることには間違いありません。

どうしても一人で生きていくというのなら、無人島の山奥で仙人になるしかないでしょう。

家族、職場、地域、コミュニティは原則的に習慣やルールを基準にものごとを進行します。それぞれの集団でバランスをとって、うまく気持ちの平静を保っていくのが上手な生き方かもしれません。

所属するコミュニティの数が増えるほど悩みも増えるかもしれませんが、人間関係の楽しみもまた増えます。集団は健康的な気持ちを保つのにとても重要な役割を果たしていると思いますよ。

そういえば数年前、誰かに「とにかく食っていきたければ、世渡りがうまくなれ」と言われました。

ライター
谷口有威
HITOMAGA管理人。本業のかたわら、ブロガー&ライターやってます。コーヒーとカフェがとても好き。写真は5年くらい撮っています。岐阜-一宮-名古屋が主な活動範囲です。
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