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【脳にウケるたのしい雑学 日本語おもしろい】言葉の本質的な面白さや、歴史的背景に目を向ける本

脳にウケるたのしい雑学 日本語おもしろい

日本語は世界的に見ても難しい言語といわれていますが、当の日本人である僕たちにとってはピンとこないですよね。

それでも僕自身は日本語が結構好きで、とにかく奥が深いなと思っています。

散文だけじゃなくて、短歌や俳句、多彩な助詞、アクセントや読みでニュアンスが変わること、敬語の使い分けなど。

真に日本語を味わいつくそうと思うと、きっと興味深いけど難しいと思うんです。そんな日本語のおもしろさを再認識させてくれるような本に出合いました。

脳にウケるたのしい雑学 日本語おもしろい

脳にウケるたのしい雑学 日本語おもしろい
著者 坪内忠太
出版 新講社
初版 2010年12月1日

そもそも日本語は平仮名も片仮名も漢字も使うわけで、そこには歴史的な背景も多分に埋もれているわけですよね。

言葉の遊びを転じさせているようなものもいくつか紹介されていて、そういうのは現代の流行語や造語にも通じてくるものがあるのかなという気もします。

雑学

思わず人に話してみたくなるような雑学的内容をいくつかピックアップしました。

クローバーはなぜシロツメクサか

『竹園草木図譜』という資料によると、昔オランダから日本に工芸品などの贈答品が送られてきたときに、外箱と内箱の間にふんわり枯草が詰められてたそう。

その枯草の種をまいたら白い花が咲いたから白詰め草となったようですね。

クローバーは牧草としてタンパクが豊富なので、牧場で働いていた僕としては結構身近に感じる草なんです。

寄り道することの道草を食うとは

草の話が続きますが、

実は本当に『食べる』という意味で、人間ではなく乗っている馬が道中の草を食んでいくことですね。

灯台下暗しの灯台は海ではない

沖を行く船に位置を知らせる役目の灯台は遠くを照らすので誤解されやすいですが、本当は『台つき一本足の照明道具』のことだそう。

菜種油や魚油に芯を漬けて火をともす灯具ですね。この明かりの真下は明るくなくて字も読めない、しかも油は高価でした。
早寝早起きや、早起きは三文の徳もここからきているみたいです。

これには目から鱗がぼろんぼろんでしたよ。海の灯台と誤解してました。

灯具についての明かりの話をちょっぴりこちらでも触れています。

美しい光でつくる暮らしの照明、センスある照明が学べる本【石井幹子】あかりの量は十分に満たされるようになりました。 一方あかりのもたらす風情や魅力が、忘れ去られつつあるとも思います。 明るく便利になった現代だからこそ、あかりの質について考えることが大事なのかなと。...

個人的に初めて聞いたような難しい言葉

人それぞれ学の深さは違うので、あくまでも僕が知らなかった言葉で、なおかつ「へえ~」と思った内容ものです。

羊頭狗肉

鳴り物入りの映画が詰まらなかった時などに使われる四字熟語。
羊頭を掲げて狗肉を売るという意味合いからきています。

犬の肉なんて食わないでしょうけど、中国では昔から犬肉食の文化があって、現在でも一部の地域で食べられているようです。

やっぱり犬の肉はおいしくないんですね。想像通りです。

ことわざの歴史的なエピソード

ことわざや慣用句は日本、中国特有のよさっていうイメージがありますよね。

英語にもあった気もしますが詳しくないので、すみません。

弘法にも筆の誤りは何を間違えたのか

弘法大使が勅命でかいた応天門の額に、応の字の点が一つ抜けていました
この時に、筆を投げて応の字を完成させたのが投げ筆の逸話でもあるようです。

勅命でかいた額に筆をぶん投げるなんて、破天荒すぎますよね(笑)

虎の威を借る狐はどうやって虎の威を借りたのか?

中国・前漢時代の『戦国策』がもとになっている話。
虎につかまった狐が「天帝は自分を百獣の王に指名した。もし私を食べたら天帝に背くことになり罰がくだされるだろう」と言うも虎が取り合わないので「その証拠を見せましょう。
私の後についてきてください」と歩き始めました。
そこで虎がついていくと、動物はみんな狐の前から逃げだすというトンチですね。

紛らわしい言葉と漢字の使い分け

意外と間違って覚えてしまっていることも多い紛らわしい日本語。

まぎらわしい? まぎわらしい? これも子供のころ間違えている人いたなあ。

なおざり と おざなり

なおざりは、ほとんど何も手を付けていないこと。
おざなりは、いい加減に手を加えたこと。

言葉も似ていて、内容も微妙にニュアンスが違うのでよけいわかりにくいです。

卵と玉子

本来は卵という漢字が正しく、料理などの玉子焼きや玉子丼は当て字になるようです。

的を得た? 的を射た?

正しくは射る。そもそも的は射るものですね。

当を得ると混同しているのが原因かもしれません。

当たり前のように使っている日本語。
その言葉にちょっと疑問を挟んでみると、たちまち世界が広がることもあります。

そんな日本語の面白さや楽しさ、奥深さを雑学として伝える本でした。

ライター
谷口有威
HITOMAGA管理人。本業のかたわら、ブロガー&ライターやってます。コーヒーとカフェがとても好き。写真は5年くらい撮っています。岐阜-一宮-名古屋が主な活動範囲です。
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