実用書

よくわからない仮想通貨の基礎知識だけでも【マンガでわかる ビットコインと仮想通貨】

マンガでわかるビットコインと仮想通貨

2018年は仮想通貨の価格が長期的に下落していき、1BTC200万円台の時代からはとんでもない勢いで急落していきました。

一方で業界側では今年は開発に専念する年だったとも言われているようです。

実際仮想通貨が世間一般にマイナスイメージを与えたのはコインそのものではなく、取引所でしたからね。ここを切り離して認識できている人は少ない気がします。

仮想通貨は終わったなんてまことしやかに囁かれている風当たりの強い2018年になりましたが、もっと先を見据えてちょっとでも勉強しておくことは後々有利なんじゃないかなと思っています。

マンガでわかる ビットコインと仮想通貨

マンガでわかるビットコインと仮想通貨
監修 ビットバンク株式会社COO 三原弘之
漫画 サイドランチ
出版 池田書店
初版 2018年1月25日

金融業界に新たな革命と新技術をもたらしてきた仮想通貨。

価格の高騰急落による注目、権威者の発言やハードフォーク(通貨の分裂)によるボラティリティも高く、まだ本来の通貨としての役目には及びません。

今後もゆるくウォッチしながら、少なくとも時代が追いついたときに自分が置いて行かれないようにはしたいものです

ビットコインの簡単な概要

ここでは、そもそもビットコインというものについて丁寧に解説されていました。

ビットコインとは
  • 実体のない仮想通貨
  • ネット上で使えるデジタル通貨
  • P2P(対等な端末間取引)の暗号通貨

こういった項目を漫画形式でわかりやすく、ひとつひとつ解説しています。

通貨といってもやはり、現金やポイントとは乖離したような特性や、漂うIT感が拒否反応を起こすかもしれませんが、初心者にも易しいです。

ビットコイン 法定通貨
用途 決済、送金、保存、投資 決済、送金、保存、投資
取引場所 仮想通貨取引所 銀行、証券会社
実体 ない 紙幣、硬貨
価値 需要と供給により変動 額面固定 (物価上昇率により変動)
発行主体 ない 中央銀行
発行量 上限あり 上限なし

そもそも一般的な現金に対しても正しい理解をしている人が少ないかもしれませんが、ビットコインと比較して再確認させてくれます。

また、ビットコインでできることや長所短所、取引所の安全性、ビットコイン以外のアルトコインについてもページが割かれていました。

仮想通貨は儲かるのか?

投資対象としてどう見るかというのが命題になってきます。これまでにない新しいお金という例に当てはまらない形、値動きの大きさや市場の開いている時間も違います。

有価証券や不動産とは大きく異なることを前提に、投機対象としてみるのかといったことが書かれていました。

仮想通貨はまだまだ黎明期にあり、儲かる見込み期待値は大きいようです。

ブロックチェーンについて

サトシ・ナカモトが2008年にオンラインコミュニティで論文を発表したのが始まりで、ビットコインなどに組み込まれている革命的技術です。

ブロックチェーンは簡単に言うと、ビットコインの取引台帳のしくみ。銀行の台帳のような管理者はおらず、送金データを一定数まとめてブロック単位でくくっていく。そのブロックをチェーン状につなぐことで、第三者の改ざんを防ぐ。
メインサーバーを通さずに、P2Pでビットコインの送金や交換ができる。

ブロックチェーンはすでに応用されており、代表的なものにイーサリアムがあります。

仮想通貨が生む新たなサービス

仮想通貨の発展に伴い、新たなITサービスやその周辺のインフラ整備が期待されています。

ICOといわれる新たな資金調達も行われています。
一方で証券会社のように仲介がないことから、詐欺的なICOを発行して資金調達する例も話題になりました(規制がはいるとかはいらないとか)

谷口有威
谷口有威
ちなみに僕は一度、WITHコインというICOの上場前に縁故取引で安く買えるという話をもらったことがありました。詐欺だろうなと思ったので乗りませんでしたけど。
結果的に予定していた取引所とは異なるところで上場したものの、いきなり価格割れ。しかも資金は持ち逃げされ開発も進んでいない様子。完全に詐欺でしたね(笑)

未来のお金がどうなっているのか

この先『お金』の価値観は根底から変わってくるかもしれません。何年後かわかりませんけど。

そんな新たな未来のお金について、仮想通貨が浸透したという仮定で語られていました。

  • マイクロペイメント(少数決済)が広まり、手数料が少なくなる
  • 生活の根底にある細かなところまで、課金可能に
  • 多方面で、新しい小さな経済圏の出現

これらの新たな未来を担っていくであろう技術に、スマートコントラクトやライトニングネットワークが注目されていることを紹介していました。

まだ伸びしろが有り余る仮想通貨業界を、頭の片隅に少し入れておくだけでも十数年後には違った世界が見られるかもしれません。